【科学でお茶を】サイエンスカフェ伊丹
こんにちは、サイエンスカフェ伊丹のスタッフブログです。
企画しているイベントの裏話や、科学こぼれ話などをポロポロつぶやかせていただきます。
のんびりお茶を飲みながら、おつきあいいただけると嬉しいです。
毎週月曜更新予定 (*^^)v
知ってますか?科学者の中には、子どもの頃にアニメ鉄腕アトムを見て
自分もアトムを作りたいと、その道に入った人がたくさんいることを。
『いつかは人工の脳を作ってみたい』
今日ご紹介する、兵庫県立大の池野先生も子どもの頃、そういう夢を見たひとりだそうです。
「ほとんどの人が、現実を知って離れていくんだけど
僕は、子どもの頃の夢をそのままおいかけてきちゃったんだよね」
と言ってにっこり笑うその眼からは、「この仕事、好きなんだよね~」と
言葉以上の想いが伝わってきました。
12/1(日)に行うサイエンスカフェのゲスト池野 英利さんは兵庫県立大学環境人間学部 生物情報システム研究室の教授をされています。
ハチの脳細胞に手作りの電極をさして、神経回路のパーツを一つ一つ研究。
各大学の研究情報をデータベース化して、一つの成果にする技術も開発中とのことです。
どうして人間の脳でなくてハチなんですか?
「だって、世界で一番と言われたコンピューター『京』でさえ、シュミレーションできるのは昆虫の脳レベルが限界。
人間の脳を人工的に作ろうとすると、コンピューターの処理能力はまだまだ足りないんだよ」
え・・・人間の脳がそんなにすごいって知らなかった(^_^;)
「ところで、脳の形って生き物によって違うって知ってる?」
脳って頭の中にかたまりで入ってますよね。
「ところが、地をはうムシ、跳ねるムシ、飛ぶムシ、全部脳の形が違うんだよ。
全てが頭の中にあるとも限らないし。」
例えば飛ぶムシの脳は、飛びやすいような重さや形になっているんだそうな。
他のムシも生態によっていろいろ。
カマキリの脳の写真を見せてもらって、おお~~っ!カマキリだ!!って思っちゃいました。
そんなこんなのお話を、12/1(日)のサイエンスカフェでお話ししていただきます。
前半1時間でお話をうかがい、後半1時間は自由な質疑応答と意見交換。
ご興味のある方はぜひおいでください。
■第32回サイエンスカフェ伊丹
『昆虫の行動とそのしくみ-小さな隣人の秘密に迫る-』ゲスト:兵庫県立大学環境人間学部 教授 池野 英利さん
2013年12月1日(日)14~16時
ラスタホール 072-781-8877 にてお申し込み受付中(火曜休館)
「脳は生態にあった形になる・・・」これを聞いて
からかさお化けの脳の形が気になる私です。
透明人間の脳は・・・
ぬらりひょんの脳はあのおっきい頭のどこにある?
池野先生に聞いてもいいかな~~~~
余談ですが・・・。
前号で書いた ノーベル賞チョコ、中のチョコもちゃんとノーベル賞メダルの絵になっていました。
食べるのもったいなくって、冷蔵庫に保管して、毎日眺めています。(*^。^*)
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★2013年2月2日(土)14~16時 サイエンスカフェ
『ヒッグス粒子~質量の謎~』好評につき、ただ今キャンセル待ちです。
お問い合わせはラスタホール<072-781-8877>まで。
■サイエンスカフェ伊丹■
2008年より伊丹市内で1~2か月に1度、「サイエンスカフェ」という、研究者の話を聞きながら気軽に議論を楽しめる場を提供しています。2012年より中高生やその保護者の方に理系進路のおもしろさを伝える企画も始めました。
ラスタホールを活動拠点とする市民団体です。
サイエンスカフェ伊丹ホームページ<
http://cafeitami.web.fc2.com/>