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ハッピーデザイン

第7回預金の金利につい考える

マイナス金利ってどういうこと?

2016/03/19

夕方です。今日の麻衣さんは仕事が早く終わったようです。
家に入ると、リビングでなんだかお母さんが心配そうな顔をしています。
どうしたのでしょうか?
麻衣さん「どうしたの?お母さん。心配そうな顔をして」
お母さん「麻衣ちゃん、お帰りなさい。お母さん、なんだかわからなくなってきちゃって。」
麻衣さん「なに、なに?何があったの?」
お母さん「金利がマイナスっていうじゃない?どうするのが一番いいのかしら?」
麻衣さん「そうねぇ」
●今回のハッピーデザイン●
2016年1月下旬の日銀政策決定会合でマイナス金利が導入されたのは皆さんご存知だと思います。
1月下旬からたくさんのマイナス金利のニュースが流れていますが、麻衣さんのお母さんのように、いったいどうしたらいいのか、悩んでいる方も多いのでなないでしょうか?
そもそも、今回のマイナス金利は金融緩和、つまり景気をよくするために取られた手段です。
では、なにがマイナスなのかというと…日本銀行に銀行が預けていた預金の金利をマイナスにした、ということなんです。
それがどうして金融緩和につながるというのかというと…
わざわざ減るために預けるのなら、銀行は借りてくれるお客様に金利を付けて貸したほうが得、ということになりますよね。借りる側から考えると、マイナス金利ですから、かなり安く借り入れができることになります。
つまり、
銀行はたくさん貸したい→借りる企業や個人は安く借りたい→借りることで、ものがたくさん作られる→市場にものが出回る→一般の人たちも預けていても金利が付かないのでものを買う→景気がよくなる
ということで経済対策になる、というわけです。
けれども、実際にお金を預けている方からすると大手銀行もどんどん預金の金利を下げ、時間外に手数料を払って出金したりすると、もう確実に預けることでマイナスになってしまいます。
ちなみに普通預金や定期預金は総合分離課税ですので、預金の金利に対して20.315%の税金がとられています。
たとえば、大手都市銀行で300万円を1年間の定期預金にすると現在の金利は0.01%なので、
300万円×0.01%=300円
つまり1年間で300円の利息がつきます。
そこから税金が引かれるので、
300円×20.315%=60.945円
300円―60.945円=239.055円
となります。つまり、300万円を1年間預けても利息は239円ということになります。
ちなみに「72の法則」という元金が2倍になるのに必要な年数を計算する計算式を使ってみると
72÷0.01=7200年
なんと、7200年でようやく元本が2倍になるということになりますね。
これからの時代、心配しているだけではなく、どうやって効率的にお金に働いてもらうのか、これが重要になってきますね!
執筆者
一般社団法人ライフエンディング・アシスト代表理事
古谷 温子

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