のぞいてみたい! 芦屋ママの子育てライフ
第6回 親子でフラ
芦屋マダム・・・。豪邸に住まい、移動は高級外車。向う場所はセレブの集うエステ・・・な~んて人も居られるでしょうが、こちらで発信する情報のレポーターは「等身大の芦屋の主婦」です! 芦屋市内を中心に各種スポットを主婦・・・もとい 『マダム』の目線で紹介しましょう。
芦屋は山と海がある素敵な街です。そして、面積も人口も『市』でいるのが不思議なくらい、小さな街でもあります。 以前、市立幼稚園が人気で私立幼稚園が意外に少ないと書きましたが、市立幼稚園は2年制。たいていの私立幼稚園は3年保育。さて、その1年の間をどうしましょう?幼児教室にいれましょうか、それともプリスクール(=英語保育をしている就学前施設のこと)へいれましょうか・・・いっそ幼稚園ではなく、ずっとプリスクールでバイリンガルを目指すのもいいかも! ・・・というような需要と供給の関係(?)か、芦屋には、その面積人口に比して驚くほどたくさんのプリスクールがあります。アメリカンスクールそのものといった内容のプリスクールもあれば、英語そのものに重きをおくもの、保育所的なものと、規模も大小さまざま。もちろん普通の幼稚園よりもお金がかかりますが、少人数で個性重視、グローバルな環境での保育を望むママも多いのが芦屋です。それらのプリスクールでは、子どもだけではなくママを対象にした英会話教室なども行われているようです。 今回は、そのようなプリスクールのひとつ『芦屋浜ファミリー・プリスクール』で、ママたちが英会話ではなく、今話題のフラダンス、しかも『ゴスペル・フラ』を親子で踊っているというので取材しました。
場所は、芦屋浜の『浜風の家』 ハワイ出身のシャロン先生によるフラ教室『ナロケ・オカロナ・ゴスペル・フラ・ハラ』
ゴスペル・フラって?
左側がシャロンさん
フラはもともと神様にささげる神聖なもの、いわばスピリチュアルな世界にあるものですが、ここでいうカミサマは昔からハワイの人々が信じていた自然の中にある神様。 一方ゴスペル・フラは、そのカミサマがイエス・キリストに限定され、ささげるというよりは、生きる喜びを互いに分かち合い神に感謝することを目的にしているとのこと。そのためか、曲もいわゆるハワイアンだけではなく、耳になじみのあるゴスペルソングやクリスマスミュージックも使われます。
シャロン・フカイさんはハワイ出身の日系3世。『浜風の家』の向かって左半分を使って営まれているインターナショナルスクール『芦屋浜ファミリー・プリスクール』(『NPO法人ファミリーエデュケーションネットワーク』)の先生として来日しました。穏やかな微笑みで子どもはもちろん、ママたちの信頼もたいへん厚い先生です。
シャロンさんに聞いてみました
Q:どこでフラを学んだのですか? A:ハワイで Q:ハワイの人はみなフラが踊れるのですか?またいつから始めるのですか?(私の頭にはリロ&スティッチの場面がひろがっています) A:皆ということはないけれど(笑)私の周りの人達は、小さい頃からフラを踊っていました。男の子も女の子もね!教室があったり、フェスティバルで踊ったり、とても身近にありました。(シャロンさんは大学生の時、幼児教育コースとダンスコースどちらにしようか迷ったほどダンスが得意だったそうです) Q:このフラ教室について。いつから、どういうきっかけで始まったのでしょう? A:5年程前、プリスクールでのクリスマス会が最初です。ママたちが子どもたちのために何かをと考え、初めて皆で踊りました。それから、もっと踊りたくなって定期的に集まるように。だんだんと希望者が増え、今は土曜と火曜の週2回行っています。土曜日はお仕事をしている人でも来られるように。火曜日は子どもと一緒にママたちが来られるように。ママだけではなく小さな女の子たちのクラスもあります。(火曜日は前述のプリスクール内で幼稚園児や小学生対象に英語教室が開かれています) Q:子どもクラスは女の子しか見あたりませんが、男の子はどうですか? A:今のところ女の子だけですが、もちろんドーゾ! キーもやってみる?(うちの息子が踊るところをしばし思い描く・・・ん~ビミョウだ・・・後日、本人に確認してみたところ「やだ!」←まことに簡潔なお答えでありました)
終始にこやかに微笑が絶えないシャロンさん。母国語が英語のため、通訳のあやさんの助けをかりてのインタビューです
Q:振り付けは自分で考えるのですか? A:基本はハワイの教会で。(本場ハワイで振付けたものもあれば、曲にあわせてシャロンさんが考えるものもあるそう。さらにハワイの教会で振付けたものは、世界中の教会を通して広められ踊られているとのこと。いろんな肌や目や髪を持つ人たちが、世界のあちこちで同じフラを躍っているところを想像してみると、とってもステキですね!)
余談ですが、シャロンさんへのインタビューの中で一つ興味深いことを教わりました。 女性がゆったりと踊るフラのイメージがありますが、フラそのものは、もともと男性が踊る戦いの踊り(ハワイ版マーシャルアーツ?)だったそう。もちろん裸で、かなり激しい動きだったそうです。その名残がカヒコというフラ。その後、宣教師がやってきて西洋文化が伝わり、服をまとい女性も踊るように。20世紀中ごろには、アメリカからの観光客が増え、過激な部分は消え去り、南の島の楽園の踊りとして観光化したそうです。そういえばポリネシアの島々には今も男性による戦いの踊りが見られますね。
このフラ教室の特徴は、いわゆる「お教室」という感じがしないこと
練習中の風景 ~子どもをだっこして踊るママも!
こちらは子どもクラス
ママが恋しくなっちゃった・・・
驚くことに、参加費は1回700円! 芦屋でこんな低料金、しかも子連れOKなところは他にありません。さらに、育児中のママたちですから、毎週来るのは無理という人もいるでしょうし、子どもの発熱など突然のトラブルが起こることも多いですよね。そんなママたちにとって、月決めのお教室ではなく<1回制>はありがたいシステムです。また、先に始めたママがお友達を誘う・・・口コミで参加者が増えてきたためか、どこか和やかでアットホームな感じがします。 レッスン中は託児があるわけではなく、基本的に自分たちの連れてきた子どもは自分たちで見守るというルールのもと、交代でママたちが子どもたちを遊ばせています。中には遊んでいるうちにママが恋しくなり、踊っているママのおひざにすがりつく子どもも。日本の「お教室」にはない、自由でおおらかな・・・そう、アメリカンな空気に満たされていました。 天気のよい日は開け放たれた窓から芦屋~西宮の海が見渡せ、その時間は解放されているプリスクールの園庭から、子どもたちの歓声が響きます。うちの息子も毎週火曜日ここで英語を習っていて、一緒に学んでいるお友達のママの何人かは、その時間帯に思う存分(?)フラを踊っています。よちよち歩きの赤ちゃんも、元気をもてあます少年少女も、この場所でお友達をみつけ、それぞれに楽しい時間を過ごしているようです。
英語と日本語MIXで遊ぶ子どもたち
開放されているプレスクールの園庭
参加しているママたちに聞いてみました
Q:みなさんとてもステキに踊っていますね、始めたきっかけはなんでしょうか? A:「お友達に誘われて・・・小さい子どもも連れてきてOKというのは魅力」 「なんと言っても1回700円だし!」 「私の子どもは同じ時間にキッズクラブ(幼稚園・小学生の英語教室)に通っているので、その間私も自分の時間が楽しめます」 Q:始めてみて、何かあなた自身に変化はありましたか?やせたとか? A:「カワラナイ・・・」←どっと笑い 「でも産後のウェスト引き締めには効果がありました」
(確かに皆さん、お子さんがいるようには見えない・・・ちゃんと体型を維持されていますよ!)
Q:踊っているときはどんな感じなんですか? A:「必死です!」←再び爆笑 「でも日常とは違う世界にいられるよね」 「そうそう気分転換にぴったり!」
(小さい子どもとの日々は自分の欲求は後回し、常に子ども優先になってしまうママたちです。時にはイライラがたまって子どもに怒ってばかり・・・そして怒った後は逆に落ち込んでしまうママも・・・。そんなママたちにとって子育てとはまったく違う、南の楽園の世界に短時間でも浸れるのは、とても大切なことです。フラを躍っている間、ママたちは心も体も癒され、明日も笑顔で子どもと向き合えるようになるのかなあと思いました。)
Q:おうちでも鏡の前で練習したりするんですか? A:「発表会のある時は練習します」 「私は娘と特訓です!」 Q:発表会は定期的にあるのですか? A:「定期的ではなく地域のお祭り『芦屋浜夏祭り』や『ふれあい芦屋マダン』とか」 「第1回の発表会はおととしの12月、ルナホールだったかしら」 「去年のクリスマスには老人ホームで子どもたちも踊ったよね」
(偶然、私も子どもたちがお年寄りの前で踊っているのを見たことがあります。めちゃくちゃかわいかったです!またそれを見守るお年寄りもとても楽しそうでした。)
Q:人の前で踊るのはどんなかんじですか? A:「なるべく後ろでひっそりと」←またまた笑い
(いえいえ、どうして見事な踊りっぷりです!)
Q:ご家族はなんと言っていますか? A:「パパが休みの日は子どもを見てくれます」 「うん、協力してくれる」 「フラのおかげで子どもと共通の話ができます」
いつかハワイで踊ってみたいね、と恥ずかしがりながらも楽しくお話してくださった皆さん、ありがとうございました。
浜風をうけて踊る…気分はハワイ♪
芦屋サマーカーニバルに出演 インタビューを受ける子どもたち (このお洋服も手づくりです)
取材当日身に着けていたパウ・スカートも全部手作りだそうです。洋裁の得意なママの指導の下、布地をみんなで買い付け作成しているとのこと。どんな感じで全身まとめていくか「衣装」担当のリーダーもいるそうです。他にも「会計」「広報」「イベント」等ママたちの中でリーダーが決まっていて、それぞれ役割を分担しているとのこと。 フラの「打ち上げ」や忘年会も開かれていると聞きました。仲間たちとのブレイクタイム、さぞかし楽しく盛り上がることでしょう!
最後に感謝の祈りを・・・
レッスンの最後に、皆で手を取り合って円を描きます。そして、目を閉じ神に感謝の祈りをささげます。私はクリスチャンではありませんし、当日参加しているママたちのほとんどもそうでした。けれども、自分自身が今ここにあるということ、つまり、日々当たり前として意識すらしていないことに感謝の目を向けることは、クリスチャンではなくとも、とても大切なことだと思いました。そして、なによりも今つつがなく平和に暮らしていることを思い、このフラ教室の行われている『浜風の家』の成り立ちにも思いをはせました。『浜風の家』は阪神・淡路大震災の遺児・孤児・被災児のための心のケアーハウスとして開設されました。当時の子どもたちも成長し、現在「浜風の家」は、地域の児童館しての役割を担っています。明るい日差しの中で輪になって祈るママたちと、元気な子どもたちを見つめながら、私もまた、感謝して生きることを考えた一日でした。
ナロケ・オカロナ・ゴスペル・フラ・ハラ・火曜日 14:30〜16:30 大人(火曜日のキッズフラは不定期的です) ・土曜日 10:00〜10:30 Kids ・土曜日 10:30〜11:30 大人 <問い合わせ>『芦屋浜ファミリーセンター』まで Tel. Fax. 0797-35-3735 (なお、子ども英語教室『キッズクラブ』は火曜・水曜・木曜の午後開催) http://www.family-center.org/index.html
ペンネーム:きーまま 芦屋在住4年目。転勤が定めの夫と小学1年生の男の子(愛称キー)とともに暮らしています。海と山がある芦屋が大好き! 見るもの聞くもの興味津々。ママ達の情報網を駆使しつつ、自由きままに、キーのママはお出かけします。 生まれてからずっと芦屋の方にも、芦屋に越したばかりの方にも一緒に楽しんでもらえ、ちょっぴり役に立つ情報を伝えられたらなぁと思っています。どうぞよろしくお願いします。
◎このコーナーはNPO法人さんぴぃすが担当しています◎NPO法人さんぴぃす:芦屋市を拠点とし、子どもの健全育成を中心に事業展開しています。 今年から親子間のコミュニケーション向上のためのセミナーもスタート! ★詳しくは公式Webサイト http://sanps.com まで
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